
1. New World
オーロラが降り注ぐ氷上のステージで弾いているアコースティックグランドピアノをイメージした小曲です。
<聴き所>
豊かな響きのグランドピアノに、浮遊感と広がり感のある音響効果が絡み、繊細なタッチによる演奏に徹しています。
2. Into The Universe
独特な世界観を持ったエレクトロポップ的な楽曲です。リズミカルなノイズビートや重低音のシンセベースとキック、前面で鳴っているシークエンスフレーズが特徴的ですが、メロディのピアノサウンドの存在感にも注目を。
<聴き所>
ダンサブルなSample TankとHALin Sonicによるビートとminimoogによるシンセベースとの絡み、Omunisphereによるシンセパッド、シークエンスフレーズ、 Keyscapeのピアノサウンド、中盤のMONTAGE Mによる躍動感あふれるシンセソロも要注目。
バックのコーラスはSynthesizer Vによる合成音声です。
3. Tropical Island
以前にペナン島(マレーシア)のバトゥ・フェリンギビーチを訪れた時にできた曲で、やっとアルバムでのリリースが実現しました。
曲中でもビーチの環境音(波やかもめ)が、後ろでずっと鳴っています。
<聴き所>
メロディを奏でているのはPa5Xのビブラホンにシンセ音を合成したサウンドで、この曲にマッチしました。
シンセベースはminimoog、リズムはTR808の黄金コンビ。
M1のマレットサウンドによる駆け上がりの効果音にも注目。
アコースティックギターのバッキングとソロはMONTAGE Mで作り込みました。
4. Shooting Brake
ヨーロッパのスポーツカーでアウトバーンを疾走しているイメージの曲です。
軽快なドラムビートとエレキベースのリズムに、シーケンス、クラビ、シンセブラスのバッキングが絡み、Aメロのアナログシンセリード、Bメロとソロのディストーションエレキギターは奏法、音色ともかなり凝りました。
<聴き所>
メロディ、ソロのアナログシンセリード、ディストーションエレキギターはMONTAGE M、ドラムは今回導入したAddictive Drum、エレキベースはMODO BASS2です。
バッキングのシンセブラスはMatrix12Vで、実機の弾くたびに定位が変化する機能が見事に再現されています。
シンセベルは定評のあるwavestate nativeで作成しました。
5. Spectra Zone
30年以上前に作って今回やっと新アルバムで陽の目を見た曲です。
シーケンスフレーズの効いたAパートとラテンフレイバーのBパートで構成されており、サックスとギターの絡みによるメロディとソロパートが特徴的です。
<聴き所>
VL1によるテナーサックスとMONTAGE Mのディストーションギターは、すでに私の定番サウンドと言えます。
MONTAGE Mのスラップベース、Addictive Drumのドラムも良いコンビネーションです。
JUN-6VとMONTAGE Mの2つのシーケンスフレーズがステレオで鳴っていて、テクノチックな雰囲気を醸し出しています。
6. Flight 61
よく羽田空港第3ターミナルから国際線に乗って海外に行くのですが、出国前の空港の雰囲気が好きで、出国の緊張、ワクワク感、現地での刺激的な体験、帰国時の一抹の寂しさをイメージした曲です。
<聴き所>
ギターサウンド(バッキングエレキギターのアルペジオ、アコースティックギターのストローク、ディストーションギターのソロ)を凝りまくりました。
メロディはVL1で、ソプラノサックスでブレスコントローラーによる自然な抑揚による表現力がポイントです。
7. Traveller
今までアジア、ヨーロッパ、アメリカ、中近東、南米と様々な国を旅してきましたが、その様々な体験をした旅のイメージを曲にしました。
不思議なアンビエント感が異国情緒を醸し出しています。
<聴き所>
イントロとエンディングはエスニックボーカルによる浮遊感、中間部はMONTAGE Mによるエレピ、ストリングス、リズムループとSH-2のポルタメントの効いたサイン波シンセリード、アンビエント感のあるアコースティックピアノが特徴的です。
8. GIFT
ゴングに始まり清流のせせらぎとエスニックフルート、中間部はハードなエレクトロビートとアバンギャルドジャズの共演、エンディングはまた静かな清流のせせらぎへと目まぐるしく変化していく様がポイントです。
<聴き所>
VP1による物理モデルシンセサイザー合成による清流サウンド、VL1によるエスニックフルート、ジャズトランペットの融合がこの不思議な世界観を創り出しています。
9. Mt.Fuji
詩吟の有名曲”富士山”を浮遊感のあるシンセサイザーと清流の効果音をバックに、唄っていただいた楽曲です。
導入部とエンディングのエスニックフルートとのマッチングも絶妙なアンサンブルとなりました。
<聴き所>
詩吟を彩紫歌(SASHIKA)さんに唄っていただき、Omnisphereによるアンビエント系シンセサイザーとの世界観を見事に創り出していただきました。
10. Autumn Colors
唱歌”紅葉”をオーケストレーション・アレンジにてプロデュースしました。
雄大で広がり感のあるシンセサイザーによるオーケストラサウンドは、冨田勲氏のシンセサイザーサウンドをリスペクトして再現しました。
<聴き所>
冒頭とエンディング後に聴こえる虫の音はシンセサイザーで合成して創りました。
唄は2枚目のアルバムで”Ave Maria”を歌ってくれたTakano Harukaさんです。
全てのオーケストラサウンドはOmunisphere、MONTAGE M、Jupiter-Xmで創りましたが、重低音のシンセベースはminimoogです。
11. Rock’n JZ
上昇音から始まるロックビートによるインストナンバーです。シンセリードとディストーションギターとのバトル的な要素や過激なアルペジエイター、中間部のゴスペル的なオルガンサウンドがポイントです。
<聴き所>
minimoogによるシンセリード、このアルバムでも定番的なMONTAGE Mによるディストーションギター、Jupiter-8Vによる過激なアルペジエイター、YC61のオルガンサウンドなど聴きどころ満載です。
上昇音はMONTAGE M。
12. UJ Funk
この曲も30年前からセッションではよく演奏していた曲で、このアルバムのためにリプロデュースしました。
ライブ感溢れる雰囲気がこの曲の醍醐味です。
<聴き所>
何と言ってもRIOのウクレレによる躍動感あふれるストロークプレイとソロが圧巻です。
minimoogによるシンセベースとAddictive Drumによる強力なファンクビート、MONTAGE Mによる抜けの良いシンセブラスによるメロディなど、全てが高次元で融合しています。
13. KatsunoRio
ある企画で、ウクレレプレイヤーのRIOと私のシンセサイザーでリアルタイムでセッションした曲を、他の楽器群も加えてプロデュースした曲です。
<聴き所>
イントロのポリフォニックアフタータッチを駆使したMONTAGE MによるCS80サウンドに始まり、KeyscapeのエレピやMiniFreakによるシークエンスフレーズ、リズムが入ってきて、私とRIOのセッションが繰り広げられます。
